「ロゴ svg」が月 3,600 回検索されている背景には、「PNG しかもらわなかった結果、看板印刷で詰んだ」という具体的な痛みがあります。結論を先に書きます。ロゴは必ず SVG(ベクター)で持っておき、PNG は SVG から書き出した派生物として扱うのが正解です。
この記事では、PNG だけで運用したときに発生する実費(再制作費・追加デザイン費・印刷再入稿費)を、Web / 名刺 / 看板 / App アイコン / T シャツの 5 シーンで具体的に整理します。
SVG と PNG は「写真と設計図」の関係
PNG はピクセル(点)の集まりです。100×100 で作った PNG を 500×500 に拡大すると、ピクセル間を機械が水増しするので必ず輪郭がボケます。一方 SVG は「線をここからここへ」という数式の集合で、何倍に拡大しても再計算されるだけなので劣化しません。
シーン別「PNG だけだと何が起きるか」
Web に貼るだけなら PNG でも見た目は同じです。問題は、ロゴが Web 外に出る瞬間に発生します。
| シーン | SVG が手元にある | PNG しかない |
|---|---|---|
| Web ヘッダー(120px 表示) | 差分なし。1KB 程度で軽量、Retina でも輪郭シャープ | 差分なし。ただし 2x / 3x の出し分けが必要で運用負荷あり |
| 名刺印刷(ロゴ実寸 18mm) | 350dpi 換算で再書き出し不要、入稿そのまま | 300dpi 以上の元データがないと輪郭がボケる。再制作 ¥15,000〜 |
| 店頭看板(横 1.5m) | 拡大しても劣化なし、業者の Illustrator にそのまま読み込める | 1024px PNG では完全に破綻。ベクター起こし直しで ¥30,000〜80,000 |
| App Store アイコン(1024×1024) | PNG に書き出して納品(Apple は PNG のみ受け付け) | 1024 未満の PNG しかないと申請通らず作り直し |
| T シャツ・トートのシルク印刷 | 色数指定の版下に変換しやすい | 色トレース工程が必要、製版費 ¥5,000〜上乗せ |
「PNG しかない」から始まる典型コスト
実例として、よくある追加費用です。SVG 原本を持っていれば、これらはすべてゼロ円・即日対応になります。
- 名刺印刷で「ロゴ画像が粗い」と返送 → 再制作 ¥10,000〜20,000
- 店頭看板の入稿で「ベクター起こしが必要」と言われる → ¥30,000〜80,000
- T シャツ・パーカーのシルク印刷で版下作成費 → ¥5,000〜15,000
- App Store 申請で「1024px の高解像度が必要」→ 作り直しで 1〜3 日ロス
- 記者発表用に新聞社へロゴ提供 → メディアキット欠落で機会損失
運用ルール: SVG を原本、PNG は派生物
実務では、SVG を 1 つだけ「原本」として管理し、用途ごとに PNG / JPEG / PDF に書き出すワークフローが鉄則です。Figma・Illustrator・Inkscape どれでも書き出せます。社内では Google Drive の logo/ フォルダに以下を揃えておくと迷子になりません。
- logo.svg — 原本(必ずこれを編集する)
- logo-512.png — Web 用(Retina で 256px 表示まで)
- logo-1024.png — App アイコン / SNS プロフ用
- logo-mono.svg — モノクロ版(請求書・FAX 送付状)
- logo-reverse.svg — 白抜き版(濃色背景用)
SVG で生成して持っておく
LogoLab AI は最初から SVG でロゴを出力します。生成後に色・字形・配置をブラウザ上で編集でき、PNG への一括書き出しも可能です。後から看板印刷・App 申請・T シャツ展開が来ても、原本 SVG があれば追加費用ゼロで対応できます。
AXIS(SaaS)
GINZA & CO.
鯉乃家
Kanon
業種別のロゴ事例は 起業家・ファウンダー向け、IT・SaaS 向け、EC・ネットショップ向け をどうぞ。
まとめ
ロゴは SVG が原本、PNG はその場で書き出す派生物。この一行を守るだけで、看板・名刺・App・T シャツへの展開で発生する累計 ¥50,000〜¥150,000 規模の追加費用が消えます。これからロゴを作るなら、最初から SVG で出力されるツールを選ぶのが最短です。