寄付ページのロゴは「飾り」ではなく、寄付の意思決定を後押しする要素です。クラウドファンディング、自社寄付ページ、READYFOR・CAMPFIRE のプロジェクトページ、それぞれで置かれる位置と求められる重さが違い、デザインの正解も変わります。
この記事では、寄付完了率を落とさないロゴの作り方を、ヘッダー・寄付ボタン・信頼担保ブロックとの関係から整理します。
寄付ページで効くロゴの 4 原則
1. ヘッダーに置いたとき、寄付ボタンより重くしない
寄付ページで一番クリックされてほしいのは「寄付する」ボタンです。ロゴがヘッダー左で主役級に大きいと、視線がそこで止まり寄付ボタンに届きません。ヘッダーロゴは縦 28〜36px に抑え、寄付ボタンは縦 44〜52px。ロゴ <strong><</strong> 寄付ボタン、の重さの順番を守ります。
2. 信頼担保ブロックの近くに小さく入れる
認定 NPO 表記、所轄庁、活動歴、過去寄付実績などの「信頼を担保する情報」を 1 ブロックにまとめ、その近くにロゴを再掲します。寄付者は決済直前にもう一度「この団体で大丈夫か」を確認するため、フォームの直上にロゴ+団体名+認定表記を置くと寄付完了率が上がります。
3. READYFOR / CAMPFIRE のサムネ要件に合わせる
クラウドファンディング系プラットフォームでは、プロジェクトサムネがカード状で並びます。READYFOR は 4:3、CAMPFIRE は 16:9 が基本で、その中にロゴ+プロジェクト名+写真を組み込むため、ロゴ単体は<strong>サムネの 1/6 以内</strong>を目安にします。ロゴが大きすぎると主役の写真や見出しが沈みます。
4. モノクロ版を必ず作っておく
寄付の領収書(寄付金控除用)、活動報告 PDF、新聞掲載原稿、銀行振込書のすかしロゴなど、モノクロ印刷が前提の場面が NPO は多めです。最初の段階で<strong>黒 1 色版・白 1 色版</strong>の SVG を作り、共通フォルダに置いておきます。後から「グレースケールで潰れる」と作り直すコストを避けられます。
寄付ページのヘッダー設計図
ロゴと寄付ボタンの重さの並列ルールを可視化します。ロゴはあくまで「この団体である」と確認するための小さな目印で、視線の主役は寄付ボタンに譲ります。
プラットフォーム別の置き方
| プラットフォーム | サムネ比率 | ロゴの扱い |
|---|---|---|
| READYFOR | 4:3 カード | 写真主役、ロゴはサムネ右下に小さく |
| CAMPFIRE | 16:9 カード | 写真主役、ロゴはサムネ左上に控えめに |
| 自社寄付ページ | 縦長 LP | ヘッダー小・ヒーロー領域で再掲・フォーム直上で再々掲 |
| 寄付金控除領収書 | A4 縦 | モノクロ版・幅 24〜32mm |
寄付ページで効くロゴの実例
円・紋章・葉・幾何形など、目立ちすぎず、しかし覚えられる中庸なシンボルが寄付ページと相性が良いです。低彩度 2 色運用で、寄付ボタンの色(多くはオレンジ・赤・緑)と喧嘩しません。
サークル基金
みつば福祉会
Crest 支援機構
麻の葉こども会
まとめ
寄付ページのロゴは、寄付ボタンより軽く・信頼担保情報の隣で・プラットフォームのサムネに収まる比率で設計するのが正解です。モノクロ版まで含めて SVG で持つと、印刷物・領収書まで一気通貫で運用できます。
NPO・社団法人のロゴ作成指針は NPO ロゴ作成ガイド にもまとめています。