「名刺 ロゴ サイズ」を調べる人の多くは、入稿直前で「ロゴが小さすぎないか・大きすぎないか」「塗り足しはどう取るか」で止まっています。結論を先に。名刺は 91×55mm、塗り足し 3mm、ロゴ最小幅 15mm、CMYK で 350dpi。これさえ守れば、ラクスル・プリントパック・東京カラー印刷のいずれでもそのまま入稿できます。
この記事では、印刷会社の標準仕様と、名刺デザインで起きる「ロゴが小さすぎる」「断裁で文字が切れた」「色がくすんだ」の 3 大事故の防ぎ方を整理します。
標準仕様 一覧
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 標準サイズ | 91×55mm(日本標準) |
| 塗り足し(裁ち落とし) | 3mm(仕上がりサイズ +6mm が入稿サイズ) |
| 解像度 | 350dpi(最低 300dpi) |
| カラー | CMYK |
| ロゴ最小幅 | 15mm 推奨(10mm 以下は視認性が落ちる) |
| 本文最小フォント | 5pt(4pt 以下は印刷でかすれる) |
| 線の最小太さ | 0.25pt(約 0.088mm) |
| セーフエリア | 仕上がりサイズから 3mm 内側(重要要素を入れる) |
塗り足し・仕上がり・セーフエリアの 3 層
名刺は印刷後に断裁機で 91×55mm にカットされます。機械の誤差は ±0.5mm 程度あるため、仕上がり線ちょうどに背景色を置くと白い紙肌が見える事故が起きます。これを防ぐのが「塗り足し」、断裁時に削られても問題ないように仕上がりサイズの外側 3mm まで背景を伸ばす設計です。
ロゴサイズ: 15mm が「読める」最小値
ロゴが小さすぎると名刺交換で印象に残らず、大きすぎると本文・連絡先が見えなくなります。経験則として、ロゴ幅 15〜25mm が最適レンジ。横長のロゴタイプ(社名 + シンボル)なら 25mm、シンボル単体なら 15mm を目安にします。
- 10mm 以下 — 装飾扱いになり、ブランド想起ゼロ。避ける。
- 15〜25mm — 視認性とバランスの黄金レンジ。
- 30mm 以上 — 連絡先情報が圧迫される。VIP 用デザイン名刺以外では不要。
フォントの最小サイズ
本文の最小は 5pt。氏名や役職は 9〜11pt、連絡先(メール・電話)は 7〜9pt、住所は 6〜8pt が標準。4pt 以下は印刷でかすれて読めません。明朝体は細い縦線があるので、印刷では Sans Serif より大きめに取ります。
CMYK 変換と入稿前チェック
RGB のままだと、画面で見ていた鮮やかな赤・青・緑が、印刷ではくすんだ色になります。Illustrator の『ファイル → ドキュメントのカラーモード → CMYK』で変換し、特に蛍光色・純色は印刷見本で確認。東京カラー印刷は CMYK 必須、ラクスルは自動変換するが色は保証なし。
名刺向きロゴサンプル
名刺で映えるのは、明朝体の社名 + 細罫、もしくはシンボル + 短いロゴタイプ。情報の中で 1 枚絵として完結する設計が強い。
GINZA & CO.
Trinity CPA
鯉乃家
Kanon
起業家の名刺は 起業家・ファウンダー向け、士業・コンサルは GINZA & CO. のような明朝、飲食店なら 飲食店向け、美容室なら 美容室向け の事例が参考になります。
まとめ
名刺の数字を一文で。91×55mm 仕上がり、塗り足し 3mm、ロゴ 15〜25mm、本文 5pt 以上、CMYK 350dpi。SVG 原本があれば、これらの仕様に合わせた入稿用 PDF は Illustrator で 10 分以内に書き出せます。