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デザイン · 2026-05-14

アルファベットロゴの『字間』入門 — LA / TY / VA の調整実例

英字ロゴで「素人っぽさ」が出る最大の原因は、フォント選びではなく 字間(カーニング)の未調整 です。フォントの初期字間は本文向けに最適化されており、ロゴサイズ(60px 以上)で組むと、特定のペアが「離れて見える」現象が起きます。

この記事では、ロゴで 必ずカーニング調整が必要な 8 ペア(LA, TY, VA, AV, AW, WA, FA, PA)を Before / After で示します。

なぜ字間調整が必要か

フォントの字幅は 長方形の枠(メトリクス) で管理されています。「L」「T」「V」「A」「W」のように、字の片側に大きな空白を持つ字は、隣の字との実際の空白が 枠どおり に保たれます。視覚的には「隙間が広い」と見えるため、ロゴでは個別に詰める必要があります。

プロは −40〜−120 のトラッキング(1000 単位の字間調整)で詰めます。ロゴサイズが大きいほど詰めの効果は目立ちます。

必ず詰める 8 ペア

LAbefore (0)
LAafter (−8)

L の下部空間に A の左下が入る

TYbefore (0)
TYafter (−8)

T の右下と Y の左上が大きく空く

VAbefore (0)
VAafter (−8)

V と A の対角線が向き合い空白が広がる

AVbefore (0)
AVafter (−8)

A の右下と V の左上の三角空間

AWbefore (0)
AWafter (−8)

A と W の対角組み合わせ

WAbefore (0)
WAafter (−8)

W の右下と A の左下が逃げる

FAbefore (0)
FAafter (−8)

F の下部空間に A の左下

PAbefore (0)
PAafter (−8)

P の下部の空きに A の左下が入る

カーニングの 3 つの方法

1) メトリクス — フォントが持つカーニングテーブルを使う。Adobe Illustrator / Figma で「Metrics」を選ぶだけ。Inter, Geist, Helvetica など主要フォントはここで十分。2) Optical(光学的) — ソフトが字形を解析して自動で詰める。フォントテーブルが弱い場合に有効。3) 手動 — ロゴ用に 1 ペアずつ −10〜−120 で微調整。最終仕上げで必須。

字間調整の判断基準

「字間が揃っているか」を見るコツは、各字間に同じ大きさの正方形が入るか を想像することです。プロは目視訓練でこれを判断します。素人がチェックする場合は、ロゴを 5m 離れて見る逆さまに見るグレースケールにする など、字を「形」として認識しない方法が有効です。

フォントごとのデフォルトカーニングの差

フォントカーニング品質ロゴでの手動調整
Inter / Geist◎(数千ペア)最小限
Helvetica Neue8 ペア程度
Arial多めに必要
Google Fonts 無料系△(フォントによる)必ず手動確認

まとめ

ロゴの完成度を決める最後の 5% は字間調整です。LA / TY / VA / AV / AW / WA / FA / PA の 8 ペアだけ意識的にチェックすれば、ロゴの素人感は一気に消えます。Adobe Illustrator・Figma・Sketch・Photoshop すべてに「文字間」「カーニング」のスライダーがあるので、−40 から始めて目で詰めてみてください。

LogoLab AI は、生成した英字ロゴに 主要フォントのカーニングテーブル を適用済み。さらに字間スライダーで微調整できます。IT・SaaS 向けロゴ起業家向けロゴ で英字社名を作るとき、この記事の知識がそのまま活きます。

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